はじめに
採用面接では、人事担当者だけでなく、配属先の上司や現場社員が面接に参加することがあります。
現場社員に期待されるのは、実際の業務内容やチームの働き方を踏まえた見極めです。応募者の経験が自社の業務で再現できそうか、自分たちのチームで一緒に働くイメージが持てるかといった点は、現場社員だからこそ確認しやすいポイントです。しかし、現場社員は必ずしも面接に慣れているわけではありません。
そのため、質問がその場任せになったり、評価が「感じが良さそう」「自分と合いそう」といった個人の印象に偏ってしまったりすることも少なくありません。このような属人化された面接では、応募者のポテンシャルを正しく見極めることが難しく、採用のミスマッチに繋がる可能性があります。では、面接の経験が少ない現場社員でも、応募者に対する理解を深め、適切に見極めるためには、どうすればよいのでしょうか。
そこで活用したいのが、エンの適性検査「Talent Analytics(タレントアナリティクス)」が提供する「面接サポートツール」です。今回はこの「面接サポートツール」を実際に使い、面接に不慣れな現場社員が面接に参加する際の準備や、属人化を防ぎ、的確な見極めを行うためにどのように活用できるのかをレポートします。
この記事の要約
Talent Analyticsの「面接サポートツール」とは
Talent Analyticsの受検結果をもとに、応募者の特徴や面接で確認したい質問例、
コミュニケーションのポイントをまとめた面接シートを作成できる機能です。
この記事でわかること
・面接に不慣れな現場社員が、応募者の理解を深めるための準備方法を解説します。
・質問内容や評価観点のばらつきを抑え、面接の属人化を防ぐポイントを紹介します。
・人事と現場が共通の観点を持って面接に臨むための、面接サポートツールの活用方法をレポートします。
Talent Analytics 面接サポートツールとは?
Talent Analyticsの「面接サポートツール」は、応募者の「性格・価値観分析」の結果をもとに、採用面接で確認したい質問例をまとめた面接シートを作成できる機能です。
面接シートには、応募者の人物像やコミュニケーションのポイント、質問例などが表示されます。また、採用担当者が面接で特に確認してほしい項目に「重要」チェックを付けたり、面接後の所感をメモとして残したりすることも可能です。そのため、面接官がTalent Analyticsの受検結果の読み解きに慣れていない場合や、現場社員が面接に参加する場合でも、何をどのように確認すればよいのかを整理しやすくなります。
実際に使ってみた
今回は、採用人事や面接官としての実務経験がない現場社員の立場で、Talent Analyticsの面接サポートツールを活用し「面接サポートシート」を生成してみました。
応募者の特徴と関わり方を事前に把握できる
まず便利だと感じたのは、面接前に応募者の人物像を把握しやすいことです。 今回確認したシートでは、応募者のタイプや特徴に加え、基本的な関わり方やNGなコミュニケーションも表示されていました。


職務経歴書だけでは、応募者がどのような考え方やコミュニケーションスタイルを持っているのかまでは分かりづらいものです。人物像やコミュニケーションのポイントが整理されていることで、「この応募者にはどのように関わると話を引き出しやすそうか」を面接前にイメージしやすいと感じました。
質問例があるので、深掘りしやすい
次に使いやすいと感じたのは、応募者の特徴的な項目に応じた質問例が表示されることです。 今回のシートでは、「主体性」「発想性」「論理的表現力」「ストレス耐性」などの項目について、それぞれ質問例が用意されていました。

質問例は、応募者の自己理解を確認する質問だけでなく、具体的なエピソードを聞く流れになっています。たとえば、「その時の状況」「本人の役割」「取った行動」「結果」まで確認できるため、応募者の特徴が実際の経験の中でどのように表れているのかを深掘りしやすいと感じました。
また、数値が高い項目がマイナスに働く場面もあり、そのような場面を確認する質問が表示される場合もあります。 数値が低い項目のみを確認するだけでなく、「その特徴がどのような場面で注意点になり得るのか」まで見られるため、応募者の人物像をより具体的に把握しやすくなります。

人事と現場で確認観点を共有しやすい
さらに、人事と現場で確認観点を共有しやすい点も便利だと感じました。
面接サポートシートには、採用担当者が特に確認してほしい項目にチェックを入れられる「重要」欄があります。 これにより、現場面接官は優先して質問すべきポイントを把握しやすくなります。

また、各項目にはメモ欄も用意されているため、面接で気づいた点や応募者の回答を残すことができます。面接後の評価が「良さそう」「合いそう」といった感覚的なコメントだけに留まると、採用判断の材料としては使いづらくなります。質問項目ごとにメモを残せることで、どの観点を確認し、どのような回答があったのかを共有しやすくなると感じました。

使ってみて感じたこと
実際に面接サポートシートを見てみると、単に質問例が並んでいるだけではなく、応募者の人物像を把握する流れに沿って面接を進めやすい構成になっていると感じました。
応募者の特徴や関わり方を事前に把握し、面接では質問例をもとに深掘り、そして面接後はメモを通じて所感を共有する。この一連の流れがあることで、現場社員は面接で確認すべき観点をつかみやすくなり、人事担当者も現場面接官との認識を揃えやすくなりそうです。
こんな企業におすすめ
面接サポートツールは、特に以下のような課題を感じている企業におすすめです。
・現場社員に面接を依頼することがある
・面接官によって質問内容や評価観点にばらつきがある
・面接経験の浅い社員が面接を担当することがある
・応募者の性格や価値観まで理解したい
・人事と現場で、応募者を見る観点を揃えたい
・面接後の評価すり合わせをスムーズにしたい
おわりに
今回、Talent Analyticsの面接サポートツールを使ってみて、現場社員が面接に参加する際の準備を支えるツールとして活用しやすいと感じました。応募者の特徴や質問例が整理されていることで、面接経験が少ない人でも「どこを確認すればいいのか」を把握しやすくなります。また、人事担当者にとっても、「重要」チェックやメモ欄を活用することで、現場面接官との観点共有や面接後の申し送りがしやすくなるのではないでしょうか。現場ならではの視点を活かしながら、人事と現場が共通の観点を持って応募者の人物像を深く捉える。面接サポートツールは、そのための準備と対話を支える機能として活用できそうです。
Talent Analyticsで、面接準備と応募者の理解をサポート
Talent Analytics(タレントアナリティクス)は、応募者の性格・価値観や知的能力を可視化し、採用面接や入社後の活躍支援に活用できる適性検査です。今回紹介した「面接サポートツール」では、応募者の受検結果をもとに、面接で確認したい質問例やコミュニケーションのポイントをまとめた面接シートを作成できます。現場社員に面接を依頼する際も、応募者の特徴や重点的に確認したい項目を共有しやすくなるため、人事と現場が共通の観点を持って面接に臨むサポートになります。
面接官ごとのばらつきを抑えながら、応募者の人物像をより深くたい方は、ぜひTalent Analyticsをご活用ください。


